仮設事業部について教えて下さい。

仮設事業部では、ビル・マンション・工場・倉庫・重要文化財・高速道路などの橋脚や橋梁・発電所や石油・化学プラントといった建造物の新設や補修・改修の際に安全に作業をするためのさまざまな用途の仮設機材を提案。レンタル・設計・施工を行なっています。
当社の取り扱い商品は同業他社よりも多い約1,500点。単管・クランプ・メッシュバン・支保工材・安全部材などの軽仮設から敷鉄板やH鋼材・ユニットハウス・シャッター付倉庫・空調・備品に至るまで数多く取り揃えています。また、次世代足場も複数メーカーを保有しています。
営業職・工務職・設計職と多くの社員が在籍しているので、提案時の社内提案会や設計部門での3DCAD(BIM)作図などを行うことで、お客様が安全に施工するための最適な仮設機材の提案を実現しています。

多くの仮設機材を保有するからこそ施工実績も豊富
マルイチだから対応できた実績があれば教えて下さい。

当社は2022年10月に設立46年目を迎え、土木・建設用仮設機材レンタル・設計・施工の業務において、スーパーゼネコン・ゼネコン・工務店などのお客様へ数多くの提案をさせていただいています。
2009年から2015年まで、約6年にわたった世界文化遺産・国宝姫路城の大天守保存修理工事プロジェクトに参画させていただき、そこで得た知識も当社の貴重な財産となっています。その知識を活用し、直近では2022年11月にリニューアルオープンした岡山城改修工事プロジェクトにも参画。次世代足場(ファステック)で施工いたしました。
また、幾何学的なデザインが多い芸術・文化ホール建設工事では職方の施工性を考えた棚足場を提案。

高速道路の橋脚補修工事では荷受けステージを設けず、枠幅を拡幅させて足場と兼用としたことでコストダウンを図りました。バイオマス発電所のプラント工事では施工スピード・安全性を考え、吊り足場の計画を提案させていただいたこともあります。
多くの施工実績で蓄積されたノウハウをもとに設計部門・工事管理部門・営業部門が一体となって検討し、提案を行っているので、今後もお客様が安全に施工できる環境を提供できる知識・技術の向上に取り組んでいきます。

仮設事業部の今後の取組みに関して

時代によって当社の提案が求められる建造物などが変化しています。現在は物流倉庫や役所など公共施設の建て替え、また駅周辺の商業ビル、マンションなどが主な建設現場です。プラント工事業ではSDGsへの取組みが強化される中、環境を意識した改修工事・メンテナンス工事が増加しています。また、土木工事業では国の国土強靭化計画に伴う高速道路や老朽化した橋梁などインフラの補修整備も活況です。近畿エリアでは、2025年の「大阪・関西万博」開催や「神戸三宮再整備事業」などを中心に多くの大型プロジェクトがあります。
今後も建築工事・プラント工事・土木工事など仮設機材を必要とするさまざまな工事に、当社保有の多種多様な仮設機材、豊富な経験・知識、3DCAD(BIM)による施工現場の可視化など、当社の総合力を活かした提案活動を行い、業績向上に貢献していきます。
何よりもマルイチに任せて良かったと思っていただけるよう、常に向上心を持ち仮設事業に取り組んでいきます。